Monthly Archives: 12月 2009

貼り紙

貼り紙

12月26日の昼間の出来事 ランチの約束に遅れそうだったので駅まで自転車で行こうと駐輪場へ下りると、植込みの木に立てかけられた貼り紙を見つける またか、とうんざりした風を装っても本当はちょっぴり心待ちにしていた自分がいる うちの大家さんは大の貼り紙魔で、お知らせやら注意書きやらをマンションの何処かしらに貼って貼って貼りまくる それが毎回びっくりするような内容で今回のもヒットだった 12月25日 ?10:00〜11:00 階段に置いてあった味噌と古い野菜を持って行ったのは誰ですか? この大家さん、なんのまじないだか知らないが階段にネギやじゃがいもや人参を放置なさる あんな干からびた野菜誰が盗むねん… それでもわざわざ“古い”野菜と明記しているところに彼女の正直なお人柄が窺える、とあくまで好意的に解釈してしまうのは変人好きの性だろう 写メ撮ってる余裕が無かったのが悔やまれる ちなみに写真は夏に三階から四階に上がる踊り場に置かれていた貼り紙 四階には大家さんの息子さん一家とわたししか住んでいない つまりこれってわたしに向けられたメッセージってことですかね?やはり

 

どう思われてもいいから書きたいことを書く

どう思われてもいいから書きたいことを書く

今夜は書きまくったる  ピータン豆腐を突付きながら、なんとはなしに能登さんが以前飼っていた犬の種類を尋ねると、雑種だよ、という答えが返ってきた わたしは血統書付きの犬猫を飼っている人より名も無き雑種と暮らしている人の方が断然好きだ 俄然能登の好感度UP 雑種=雑多な種類でなにが悪い 人間界ではとかくハーフがもてはやされているというのになぜ犬畜生道においては彼等は価値が無いモノとみなされねばならないのか そもそもそんな価値観なん人間が勝手に作り上げたもんやろが きょうびガイジン好きも解禁されてんねんから犬猫にも自由に交わらしたったらいいやんけ   話しが逸れた 能登さんが飼っていた二匹は捨て犬だった 能登父が近所を車で走っていたところ、繁みに逃げ込む二匹の子犬を見かける 父は息子に電話して餌を用意させ、二人がかりで捕獲に挑むも上手くいかず、いったんは諦めて帰宅する しかしその夜は今にも雪が降り出しそうな寒さで、二匹が気になっていたたまれず現場へ戻る 粘り強いねごしえーとの甲斐あってなんとか二匹の保護に成功 里親探しを始めてすぐ、能登さんが当時交際していたカーティスならぬカースティン(なぜか黒人のおっさんと混同してしまう)が一目彼等を見て「わたしが責任を持って育てる」と言い、二人が破局してからも公約通り二匹は彼女と暮らしている 会ったこともないカースティンだが俄然好感度MAX これらの経緯を聞いていると不覚にも涙がこぼれそうになり、酸っぱいラーメンを啜ってなんとか持ちこたえる イイ奴等やんか こういうのをあったかいって言うんちゃうん?   人間のエゴによって沢山の命が消されているという事実を知らない人はよもやおるまい あなたは一年間に殺処分される犬猫達の数を知っていますか? 約40万頭 40万頭もの罪の無い無垢な命が毎年毎年殺されているという実情を皆がもっと真剣に考えるべきだ 日本はいま空前のペットブームらしいが代々木公園のドッグランで雑種の犬を見たことがない 靴や鞄をブランド物で固めるのは個人の自由だろう でも犬や猫は人間のアクセサリーでは決してない おそらくわたしたち人間なんかよりよっぽど尊い魂を持っている 無責任な飼い主が一番悪いのは言うまでもないが、ただかわいいからという理由だけでペットショップや悪徳ブリーダーから動物を買う人達にも待ったをかけたい あなた方が無思慮に命を金銭でやり取りすることによって、哀れな生き物が生産され続けるのだから 負のスパイラルを構成している要因であるということを自覚して頂きたい そんな人間に「わたし犬が大好きなんです〜動物を愛してます〜優しいんです〜」なんて絶対に口にして欲しくない だったらいっそ「動物なんて大嫌いだ、虫唾が走るぜ」と豪語している人の方がよっぽど潔い もし本当に犬が好きならお金払わんでも保健所や里親会なら無料で譲ってくれはんねんで あなた方はスーパーでは一円でも安いモン買おうとするくせになんで犬猫飼うのにわざわざ大枚はたくん? たとえ40万分の一でもあなたに助けられる命があるんやったらなんで救いの手を差し伸べへんの? あなたの家は代々猟師で狩猟犬しか飼いたくないんだよ、またはあなたの家は代々牧畜業を営んでおり牧羊犬しか飼ったことがないから、こういう理由で犬種を限定しているのならわたしだって深い理解を示す でもたいていの人は見てくれだけで選んでんねんろ、ほんまのところ たとえ見るからに雑種であろうと不細工であろうと病気であろうとめっちゃばっちかろうと迷える動物に対してアクションを起こさずにはいられない人だけが、真に動物好きだとわたしは定義付けたい   情報化社会において無知であることは罪である この点わたしも相当罪深い 知らなかったでは済まされない現実を一人一人が知ろうとしなければいけない もっと掘り下げてモノを考えるよう習慣付けなければならない わたしなんかがなにを言おうと言葉に重みがないのは重々承知している これを読んで共感して下さった方もムカついた野郎にも、少しでも引っかかるものがあれば幸いである   かのマザーテレサがおっしゃった 愛の反対は無関心である 身近な人間を幸せにしなさい  

 

米国人

米国人

能登ごときに「奈緒ちゃんは文章力あるけどいかんせんネタが少ない」と 言われた ネタならしこたまあるっつーの、で、小ネタを一つ 中国の西安で 貧乏旅行者はドミトリーにチェックイン 部屋に入るとわたしのベッドの隣に白人のお兄ちゃんがいた 荷物を置くや早速街でも散策するかと身仕度を整えていると、隣の彼が 「どこへ行くの?僕も一緒に行っていい?」と付いて来た 気のいいアニメ好きなボストン男子で、談笑しながら旧市街に辿り着く 外壁に沿ってタクシーがずらりと並んでおり、客引きの運ちゃん達がオイ シイ外人客であるわたしたちを奪い合って乗れ乗れしつこい わたしはシカトを決め込んで早足で進んでいたのだが、人のいい彼はいち いち丁重にお断りしていた 「ノーシェーシェー、ノーシェーシェー(No謝々、No 謝々)」 No thank youって言いたかってんろうけど、、、安易過ぎる アホさ加減に好感度は一気にハネ上がった

 

さぶいぶ

さぶいぶ

クリスマスですます 誕生日以外のイベントにはあまり関心のないわたしは今年も無計画に本番に臨んだ 電気を止められていなかっただけ去年よりマシだったけれど 去年のイヴは悲惨だった エアコンを使えない店内は屋内だというのに吐く息は白く、トイレで用を足したお客さんに「小便から湯気が出たよ」と言われる程に冷え切っていた 当然ながら音源もどうにもならない 時を刻む針の音が聞こえそうな沈黙を一見さんが打ち破って下さる たまたまiPodとスピーカーを持っていらした彼は、さながら聖夜の救世主、じーざす! iPodにスピーカーが繋がれるのを皆が固唾を飲んで見守る 文明開化の瞬間、わたしたちは手を叩いて喜び合ったものだ 人は困難を分かち合うと距離が縮まるものである クリスマスメドレーが続く中、trfのアノ曲が流れたところで居合わせた全員がサビの部分を熱唱していた ‘さーむーいー よるだーかーらー’ あの夜は本当に寒い夜だったけれど、わたしたちの魂だけは暖房要らずだった それなのにあの日初めて訪れたお客様達がリピートすることはなかった 残念

 

トラウマ克服

トラウマ克服

トラウトサーモンを見るにつけトラウマサーモンと錯覚するわたしは病んでいるのだろうか 過去から逃げてばかりもいられないのできちんと対峙すべく、軽くカルパッチョにしていてこます ついでに牡蛎と舞茸とせりのリゾットもこしらえた どちらも美味しすぎて自分と結婚したくなった トラウトは新鮮であればあるほど良いが、フレッシュなトラウマ、あれはおいそれとは頂けまいて

 

震度4

震度4

午前5時41分頃、震度4の地震があった まっとうな人々はノンレム睡眠にどっぷり浸かっている頃、アウトサイダーがちなわたしはといえば、お風呂を沸かしながら長野の赤尾が手土産にくれた日本一美味しい川中島納豆をよばれていた 大きな地震があればなにはともあれエルザをぎゅうっと抱き締めて厳戒態勢を執るのが常だが、この時ばかりは逃げ惑うエルザと煮えたぎるバランス窯と手の平の茶碗とのはざまで揺れに揺れ、大揺れがピークに達した時、納豆ごはんをかっこんでいた 机の下で怯えるエルザと目が合う つぶらな瞳は全てを悟っていた

 

いつものことだが店にお客さんを残してスーパーに買い物に行く ハンドボール大サイズの鬼柚子なるものを初めて目にし‘冬至の夜はコレでキメたんねん’と残る六つ全てを大人買い 会計を済ませた鬼柚子、蜜柑、挽き肉が袋に詰められていく段階になってやっと当初の目的を思い出す 氷とグレープフルーツジュースと牛乳を買いに来たのだった

 

年内の営業

年内の営業

28日(月)まで営業しますとりあえず年内は月曜日も開けておりますのでお引き立て下さいませ 28日は最終日に就き年を忘れる会を催します皆様のご来店心よりお待ちしております

 

サバイバル

サバイバル

深夜、泥酔しつつも徒歩で帰宅していると、自販機の下をまさぐるおじさんに遭遇した 不況の波はサバイバーの主な収入源であった空き缶拾いまでをも直撃、アルミ缶の買い取り価格が昨年の三分の一以下に落ち込んだというそれまで使われることのなかった知識が頭をかすめる おもむろに財布から千円札を一枚抜くと「おじさん」と声をかけるが、舌打ち混じりの悪態に完全に打ち消される めげずにもう一度声をかけると、釣り銭の返却口に突っ込んだ手を止めておじさんが振り返られた 「よかったら」とぶっきらぼうに千円を握り締めた右手を突き出すと「いいよいいよ」と遠慮されたが「いえいえ」とにじり寄るとようやく「そぉ?ありがとう」とその日見た中で一番いい笑顔で受け取って下さった 大金持ちがわたしにいっぱいお金を与えてくれたら持たざる者にうまいこと分配すんのになあという妙案に達した時、エルザが待つ暖かい我が家に辿り着いた 毎晩必ず出迎えありがとう

 

海外のおもしろCM

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