Monthly Archives: 8月 2010

算数ドリル

算数ドリル

深夜ほろ酔いで帰宅するとマンションの階段の端っこに年季の入った算数ドリルと自転車のサドルが置かれていた 昭和59年度版4年2学期だからほぼわたし世代か、見てみたい! でもなんとなくページを開くのが怖かった 日中まだあれば思い切って開けてみよう 表紙に写っているコリー犬懐かしい 昔は洋犬といえばコリーかスピッツかってくらいポピュラーだったのに そういえばついこないだ(確か前日の帰り道)散歩中のよぼよぼなコリーと出会ったっけ 二、三歩歩いては立ち止まる老犬をさも愛おし気にブラッシングなさる飼い主さんもまたお年を召されていた 長年連れ添った者同士が放つ安定感に包まれると見ているわたしも穏やかな気持ちになった いつまでもお元気で スピッツは絶滅したのだろうか

 

ホワイトハウスを夢見る

ホワイトハウスを夢見る

このクソ暑いのに雪景色のホワイトハウスを背景に写メるという夢を見た いったいどういう意味なんだろう ファーストレディー願望は無いのだが 全面真っ白で綺麗だった

 

お宅生活

お宅生活

アガサクリスティ原作ビリーワイルダー監督脚本の“情婦”を観た マルレーヌディートリッヒの美しいおみ足見たさで借りてみたら脚本が素晴らしかった ビリーワイルダーって“コレクター”の監督やったっけ?とごっちゃになったけどそれはウイリアムワイラーの間違い “ザ・コレクター”は敬愛して止まない楳図しえんしぇ〜がなにかの雑誌で好きな映画に上げておられたのでレンタル屋で探し回ったが見つからず、二十歳そこらの誕生日プレゼントにビデオを頂いたのだ(懐かしい) “情婦”に話を戻すとマルレーヌディートリッヒ他、性悪女達の迫真の演技が単調になりがちな法廷モノにいい刺激を与えている もしかしたら善人ばかりの世の中ってつまらないのかも おみ足といえばディートリッヒの美脚に100万ドルの保険金をかけたのだから(当時はドルが今の四倍近くしたことも忘れず計算に入れるべし)、“抱擁のかけら”のペネロペクルスのあんよにはどれだけの価値があるのだろう? そしてこの世にペネロペクルスを美しいと思わない人間なんて存在するのか? 年々美貌に磨きがかかっていくあの化け物め “情婦”のディートリッヒは当時56歳だったというから更に上を行く魔物っぷり ペドロアルモドバル映画の最近の傾向はいつも誰かしら登場人物が障害者になったり殺されたりする そのテの中ではライブフレッシュが一番好き DVD化されればいいのに 激しい映画って撮り易いような気がするから改めて小津安二郎は偉大だなあと思う 初めて小津作品を観たのはパリで“秋刀魚の味”を あちらでは“Le Gout du sake(酒の味)”という題名だったので帰国してから友人に「フランスで“酒の味”観たで」と言うと「???秋刀魚の味ちゃうん?」と言われ、酒の味は仏題だと知った 確かにフランス人に秋刀魚を説明するのは難しい 秋刀魚とは日本文化そのものを具現化しているようなものだから でもこの映画を観ていた時フランス人とは笑いのツボが合うことに気付いた わたしはいつも変なところで泣いたり笑ったりするらしく一緒に映画館に行くのを嫌がられがちなのだが、日本では絶対誰も笑わないであろう深刻な場面で吹き出したらフランス人達も大ウケだったのだ 彼等のこういうスレた感覚は嫌いじゃない 書いてるうちに小津作品が観たくなった TSUTAYAに住みたい

 

真夜中のマッサージ

真夜中のマッサージ

朝まで開いているマッサージ屋を教えてもらったので仕事帰りに自転車で行く マッサージ屋があるであろう路地にさしかかったところでブレーキが馬鹿になっていることに気付いた 幸い?ここまではずっと上り坂だったのでブレーキを全く使わなかったのだ なだらかではあるけれど確実に下っていく坂道に勢いを増す自転車 酔いどれカップルの間をなんとか潜り抜けたもののこのままでは大惨事と適当なブロック塀にぶつかる 派手な音を立ててようやく自転車は止まってくれた 近くに居たお兄さんが「大丈夫ですか?」と駆け寄って下さったので平静を装いつつ「ブレーキが効かなく て」と言い訳すると「もしかしたらわざとだったんですか?」と呆れられた 激突現場は目当てのマッサージ屋だっただけにある意味計算通りとも取れる AM3:40に入店、お客はわたし一人 足裏30分全身60分コース、まずは足裏からスタート 足裏担当の中国人男性が浩平(わたしの弟)によく似ていたのでチップを渡したくなるがガマンガマン こんな女が男をダメにするのだ 「ここは腎臓ここは肝臓、、、」といちいちツボを説明して下さるがもれなく痛かったのでおおかた全部悪いのだろう 店員さんは浩平似の彼と全身担当の男性と受け付け嬢だけかと思っていたら、洗濯機のタイマーと同時に奥からわらわらとパジャマ姿の中国女性が現れて眠そうにタオルを畳み始めた この中にオーナーはいないんだろうなあ、オーナーは日本人かしら?と考えていたら、パジャマ女性の後から成長し過ぎた感のあるチワワが現れて我が物顔で店内を徘徊している あれがオーナーだったりして、と思った瞬間まるで全てを見透かすかのようにわたしの下に挨拶に来た 足裏を終えると布で仕切られただけの名ばかりの個室に通されパジャマに着替える 彼等のユニフォームを身にまとってもアウェイ感は拭い去れずリラックス出来ないまま全身マッサージ60分も終了した 着替え終えた頃、またしても絶妙のタイミングで隣室との境目からチワワが現れた 「お疲れ様でした」と一礼して去って行く様を見て、誰がなんと言おうとあれがオーナーに決定 帰路は性懲りも無く自転車にまたがる いつもは嫌いな上り坂がこの時だけは有り難かった またねオーナー、朝までおつかれさま

 

七月某日

七月某日

代々木公園でカラスの行水を見学した カラスは結構念入りに水浴びするのであれって適切でないと思う カラスに失礼だ あまりの暑さにまたしても抹茶かき氷が食べたくなりどっかいい茶店ないやろかと検索したところ、あの“京はやしや”が青山にあることを突き止めた そんなわけで久々にぺーしばいたんねん 京都人ははやしやでお茶することをぺーしばくと言う(ほんまか?) 予想通りぺーは混んでいた 東京人めっぽう京都に弱い 辻利もはやしやも氷商売で御殿を築いているじゃあないか 悔しいから来月帰ったら京都にしかない(←?要確認)弥次喜多に行こう 今更だけどザンジバルも氷屋さんから氷を仕入れることになった 他人様の忠告を聞き入れる柔軟性は持ち合わせている 大切な大切なお客様のクレームに対処すべくエアコンも一機増設した 懐は寒くなったけれどこの猛暑でも店内は快適 涼しくなったらまた少し改装したいな 最終形は未だ見えず 進化し続けなければ

 

49階建てビルの屋上はすなわち50階なのか

49階建てビルの屋上はすなわち50階なのか

三年ぶりに古い友人と会った 空白期間に彼女は新築高層マンションを購入していた 49階建ての47階だからほぼてっぺん、絶景かな バルコニーからは新宿ビル群も東京タワーもベイブリッジもなんなら富士山だって見えてしまう 出会った頃は似たような境遇だった私達二人が十数年後にはこんなにも違う道を歩んでいるのだから人生ってやめられないとまらない わたしには一生ご縁が無さそうなハイソなマンションなので、次回は五千円払ってでも最上階のゲストルームに泊まらせて頂こうと思う 一日高層生活でジャグジージャンプし倒す

 

八月八日八時八幡ではっぱをかけるハハ

八月八日八時八幡ではっぱをかけるハハ

今夜から大森さんという新しいスタッフを迎えて日曜日も営業します 八月はわたしも一緒にカウンターに入りますが来月からは一人でお任せする予定です 日曜営業が定着するまで時間がかかると思いますので、是非遊びにいらして下さい シェリーBARでのバーテン修行やイタリアンでの厨房経験を活かした大森さんならではな業態を楽しんで頂けたらと思っています 月曜も土曜もそれぞれいい感じに発展しているのでその他の曜日共々よろしくお願いします それでは良い日曜日を

 

ヨダレヨダレのやみつきカレー

ヨダレヨダレのやみつきカレー

大好きなカレー屋さんの一つ、京都のガラムマサラ 左京区の外れにある小さなお店だがカレー特集では頻繁に取り上げられている名店 わたしももちろんカレー食べたさに足を運ぶのだけれど、もう一つの目当てはお店の人達 おばあちゃんから始まり現在は娘さんが継いでおられる家族経営で、みなさんカレーに対する熱意が尋常じゃない ある意味キチガイ、もとい天才だと思う 常人はキチガイ、もとい天才には絶対に敵わないということをこの店に行く度に思い知らされる 初めて行ったのは短大時代、学校のすぐ近くにあったのでなにも知らずにふらっと入った 当時健在だったおばあちゃんが接客して下さったのだが、野菜カレーをオーダーしたら「姉ちゃんベジタリアンか?」とギロリと睨みつけられた いいえと答えると「そやったらな〜ここの名物はチキンカレーや!」と凄まれたので怖くなってチキンカレーに変更 さすがあれほど凄まれるだけあってチキンカレーの美味しいこと美味しいこと、完全にハマる 以来いつ行ってもおばあちゃんは怖いし厨房では喧嘩してるしだったけれど、いつしかそれもこの店のアトラクションとして楽しめるようになっていた 日曜日のお昼、一年ぶりにここのカレーを食べに行った おばあちゃんの姿が見えないのでどうしはってんろ?と思っていたら、レジの近くに遺影が飾られていた 去年は元気そうに働いてはったのに、、、 思い返せば去年来た時もお店を切り盛りしておられたのは娘さんで接客も娘さんだった 味覚も鍛えな成長しいひんのや、新しいもん食べへん人間は中学生で味覚が止まってんのや、などなどスパイスに対する熱い想いを滔々と語っておられる目付きがおばあちゃんそっくりだったのが記憶に新しい 今回も一般人の1.5倍速な会話のまき加減は相変わらずだったが、なんだか随分丸くなられたように感じた でもカレーに対する情熱は衰えるどころか、なんと一階に新たにタンドールを導入して客席を二階に移すという大改装をなさっていた 二階あったんですね〜と言うと「去年おばあちゃん亡くならはってんわ、それまで寂しがるさかい二階で寝かしてたんやけど」 合掌 「11月23日に亡くならはってんけど、その日も店開けたんですよ〜遺言でね、おばあちゃんらしいでしょ?」と教えて下さったのは、初めてお見かけするこのお店には不似合いなくらいとても感じの良いおばさんだった まあとにかく京都におこしの際は是非 カレーに関する記述が抜けているのは、それは各々のセンスに拠るのでわたしなんぞに言えることはないということ 新メニュー南インドのチキンカレーも激ウマだったとだけ追記させて 機嫌を損ねると怖いのでガラムマサラでは写真は撮らず 添付の写メは同じく左京区のカレーの美味しいDIDIで DIDIも短大時代から通っていた ベジタリアンに優しいからか昔から外人率高い 二十歳そこそこの頃ここでサブジーとダールを食べた後ハチミツバターチャパティで〆られたらすごく贅沢したなと思ったものだ 左京区はカレーのレベル高し そういえば天下一品の本店もある(ぶっちゃけ東京の天一は別物だと思う) 不思議と京都ってラーメンも美味しい 日頃薄味だから変化を楽しむべくラーメンやカレーが進化したのだろうか 昨夜東京に戻ってきたばかりなのにもう恋しい京都 ぶぶ漬けでもどうどす?

 

モータープール

モータープール

なんでかしら関西では駐車場のことをモータープールと言う でも実際に「ちょっとそこのモータープールに入れてくるわ」などと使っているのは聞いたことがない 蒸し暑い京都では“プール”という文字にさえ一服の清涼感を覚えて良い ほんなら底冷えする冬はどうすんねんなぁ? スケートリンクを連想して楽しも

 

真如堂〜2

真如堂〜2

ご本尊様の前には賽銭箱がありその隣におみくじが置かれていた 自由に引いてお代を賽銭箱に入れるというほったらかし形式で、しかも今時珍しいお値打ち価格50円也 おみくじは初詣でしか引かないことにしているのだけれど、50円という金額が子供の頃輪島の夕市で引いていたおみくじの記憶と重なり例外的に引いてみることに あの神社では大吉しか出なかったな?とノスタルジーに浸りながら開封 果たして凶が出た 一切助けの無い救い難い内容でとどめは“生死十に八九は死すべし” 普通そこまで書くか?! 凶を引いたのは二十年ぶり人生二度目 悪いおみくじは結んで帰ると逆の意味になると教えて下さったのは初めて凶を引いた山科の毘沙門堂の住職さんだった 今回ももちろん結んで帰った これでわたしは十中八九死にましぇ〜ん